にんにく栽培の基本
にんにくの植え付け適期はいつ?

にんにくは家庭菜園でも作られる方が多いですね。そこで、間違いやすい栽培のポイントをいくつか解説します。今回は植え付け適期です。
チャンク農園

年末に本葉4〜5枚になるよう逆算して求める

にんにく畑 本葉4〜5枚(当農園にて1月16日に撮影)(写真)本葉4〜5枚(当農園にて1月16日に撮影)どのような野菜を栽培するにしても、その野菜の適期に苗を植えたり、種を蒔くことが失敗しない一番の重要なポイントです。では、にんにくの植え付け適期はいつでしょうか。
 にんにくは1月〜2月の厳冬期を本葉4〜5枚で迎えるのが一番よいと言われています。つまり12月末までに本葉4〜5枚になっているのが理想ということになります。苗があまり小さすぎても、逆に大きすぎても厳冬期の寒さで痛みやすくなるんですね。最も健康体で厳冬期を乗り越えられる大きさというのが本葉4〜5枚になります。

ここから逆算しますと、香川県の場合はマルチ栽培のケースでは9月25日〜10月10日の間に植え付けをすると12月末までに本葉4〜5枚になります。実際には12月に入ってきますともうほとんど外見的な成長はないですから12月初旬までに本葉4〜5枚になるように逆算して植え付けのスケジュールを立てるということになります。

推奨スケジュールがあればそれを参考に。

香川県の場合は全国2位のにんにくの産地でにんにく栽培に力を入れておりますから、JA(農協)が作りました栽培の推奨スケジュールというものがあって、そのなかに植え付け時期なども書かれています。過去のそのエリアでの栽培経験からいつ植えるのが一番よいものができるかというスケジュールが明示されているわけです。皆様がお住まいのエリアでそうしたものがあるようでしたら参考にされるのがよいかと思います。

※ここに書きました話は基本的に南方系にんにくの話になりますので北方系はまた多少話が違うこともあろうかと思いますのでご了承ください。

チャンク農園
最後までお読みいただきありがとうございます。当農園は香川県最大級の無農薬・無化学肥料にんにく農園です。にんにくについて何かご質問などありましたらお気軽にメールをお送りください。

文:チャンク農園園長

最終更新日:2018年5月18日