食べ方で変わるにんにくの効果・効能
刻んで油で炒める。ペペロンチーノ。

にんにくのレシピ動画を取り上げ、加熱などによってにんにくの効果・効能がどのように変化するかを解説します。今回はペペロンチーノ。
チャンク農園

ペペロンチーノ
にんにくの成分を十分活かせるレシピ。

簡単なのにおいしい!ペペロンチーノのレシピ 2分45秒 【ゼクシィキッチン】

定番レシピのペペロンチーノは、にんにくの成分を十分活かせるレシピと言っていいでしょう。みじん切りにした時点でアリシンが生成されますし、にんにくにはビタミンB1、ビタミンB6も豊富に含まれています。特にビタミンB6含有量は野菜のなかで第2位の多さ。これらのビタミンは熱で破壊されることはありません(下記食品成分表から)。ですから、アリシン、ビタミンB1、ビタミンB6。にんにくの特徴であるこれらの成分をペペロンチーノではあますことなく摂取できます。

●にんにくの特徴的成分であるアリシンの効果・効能については「にんにくによる疲労回復の仕組み。」をご覧ください。

■にんにく/りん茎、生(可食部100g)
水分 63.9g
ビタミンB1 0.19mg
ビタミンB6 1.53mg
※日本食品標準成分表2015年版より

■にんにく/りん茎、油いため(可食部100g)
水分 53.7g
ビタミンB1 0.23mg
ビタミンB6 1.80mg
※日本食品標準成分表2015年版より

また、にんにくはグルタミン酸が非常に多い野菜です。野菜の中では「豆類」「にんにく」「ブロッコリー」がグルタミン酸が非常に多い野菜。パスタの原料である小麦はグルタミン酸含有量が全食品中で第1位です。非常にうま味が多いレシピと言えます。

チャンク農園
最後までお読みいただきありがとうございます。当農園は香川県最大級の無農薬・無化学肥料にんにく農園です。にんにくについて何かご質問などありましたらお気軽にメールをお送りください。

(ご参考)文部科学省『日本食品標準成分表2015年版

文:チャンク農園園長

最終更新日:2018年5月18日