野菜と健康
生活習慣病予防のためにプラス1皿の野菜を。
生活習慣病について解説します。当農園も参加しております『スマート・ライフ・プロジェクト(厚生労働省)』の記載内容をもとに生活習慣病の基本事項を説明します。
生活習慣病にならないために。
スマート・ライフ・プロジェクトでは生活習慣病予防のために3つのアクションを提案しています。
①適度な運動(毎日10分間の運動習慣)
②適切な食生活(1日プラス70gの野菜を)
③禁煙
ここでは「②適切な食生活」についてご説明します。
1日プラス70gの野菜を。
(写真)野菜スマート・ライフ・プロジェクトでは「②適切な食生活」の具体的な内容として「1日プラス70gの野菜を」提案しています。ではなぜ野菜なのでしょうか。多くの野菜はカリウムを豊富に含んでいます。カリウムには余分な塩分を体外に排出する働きがあります(血圧を低下させる効果が期待できます)。また、ビタミンA、C、Eなどの抗酸化ビタミンやファイトケミカル(機能性成分)も豊富。それでいて、カロリーが低く、脂肪も少なく、食物繊維も豊富です。
野菜の1人1日あたりの摂取量は約280g。目標は350g。
現在の野菜類の1日あたりの摂取量は男性で283.7g、女性で270.5g(厚生労働省 平成28年「国民健康・栄養調査」より)。約280gと言いますと食べていないようで意外に食べている感じがしますが、生活習慣病予防の観点からは350gがよいとされています。あと70g、さてどうすれば増やせるでしょうか。
朝食や昼食で一品増やすのがコツ。
夕食は品数も多いですから朝食や昼食の方が1品増やしやすいかもしれませんね。朝食をしっかり摂るよい習慣にもつながります。野菜といっても生である必要はなく煮物や焼き物でももちろん構いません。70gといいますと小鉢1つ分。かぼちゃの煮物、きんぴらゴボウなどでも十分です。実際にわたしがいくつか作ってみましたのでご紹介します。
最後までお読みいただきありがとうございます。当農園は香川県最大級の無農薬・無化学肥料にんにく農園です。何かご質問などありましたらお気軽にメールをお送りください。
文:チャンク農園園長
最終更新日:2018年5月18日